豆知識その4の1

知識

・自動販売機のボタンを2つ同時に押すと、必ず左側の商品が出てくる。

(「自販機で飲み物を購入する際に左右のボタンを同時に押した場合、左側のボタンの飲み物が出てくる」という内容の情報があるが、本当なのだろうか。この情報の真偽について、自販機における食品・飲料の販売事業を手掛ける、サントリービバレッジソリューション(東京都新宿区)マーケティング本部担当課長の森新さんの答えは次の通りである。森さんによると、自販機の内部では、商品のボタンと客の購入商品を識別する処理装置が、配線でつながっているという。自販機で飲み物を購入する際にボタンを押すと、ボタンから処理装置に向かって電気信号が流れ、その後、選択された商品が出てくる仕組みだということである。飲料の購入時に左右のボタンを同時に押した場合、必ず左側のボタンの商品が出てくるかどうかについて聞くと、森さんは「2つのボタンを同時に押すと、両方のボタンから自販機の処理装置に向かって電気信号が流れます」と説明。その上で「自販機は、電気信号が早く到達した方のボタンを優先する仕様となっているため、左右のボタンを同時に押した場合、必ずしも左側のボタンの商品が出てくるわけではありません」と述べた。つまり、2つのボタンを同時に押した場合、処理装置までの距離が短いボタンが優先されやすいといい、例えば、処理装置が左下に設置されている自販機で、一番上段の右側のボタンと一番下段の左側のボタンを同時に押した場合、処理装置に近い下段の左側のボタンの方が有効になる可能性があるということである。)

・ビールの王冠にあるぎざぎざは21個

(ビールビンのフタになっている王冠のギザギザの数は特大ビンを除いて、どのメーカーの製品もすべて「21個」となっている。これは1892年にアメリカのクラウンコルク&シール社の創始者のウィリアム・ペインターが発明して以来、海外でも日本でも統一されてきた数字である。この21という数字はフタがビンから外れず、ビンの口をしっかりつかむ最もよい数だったことによる。物をしっかりつかんだり、支えたりするには、二点でも四点でもなく三点が最も安定するというのが、力学の常識となっている。そこで研究を重ねたところ、直径26.6mmの王冠は21個のギザギザで固定するのが最もよいとわかったのである。現在、このギザギザの数は日本工業規格(JIS)で規定されている。)

・「地震・雷・火事・おやじ」のおやじは親父ではなく、「おおやじ(台風)」のこと。

(「地震・雷・火事・親父」とは、世の中の恐ろしいもの、敵わないものを順に並べた表現である。ある1種の比喩表現だと捉えておくと良いであろう。地震や雷などの天災は、人間の力ではどうにもできないものだ。地震といえば、関東大震災や阪神・淡路大震災、東日本大震災など、これまでも地震によって大きな被害が出ている。その怖さは皆が認識している。雷に関しても、江戸時代は特に落雷が原因となる事故や火事の発生があったようで、地震の次に恐いものとして挙げられている。ただし、現代では気象予報の精度も向上したことにより、落雷による被害は少なくなってきていると言えるであろう。地震や雷などの天災の次に、その二次被害として起こりやすい火事が挙げられる。ここまで災害が3つ挙げられているのにも関わらず、最後にある「親父」という変化球がこの言葉の面白いところ。この表現には、地震や雷、火事などと並ぶほど親父は恐ろしくて逆らえない、という意味が含まれている。父親の権限や脅威を主張する表現です。「地震・雷・火事・親父というように、父親を怒らせると本当に怖い」などというように使うことができる。「地震・雷・火事・親父」の語源については様々な説が出ているものの、実は未だにどれが正確なものかは実証されていないようです。そのため、ここでは有力だと考えられている説をいくつか紹介してみる。表題の説は3番目になる。
1:家父長制によるもの
中世から明治時期にかけて、家父長制度というものがあった。これは家長である男性が、家の中で絶対的な権威をもつ家族形態のことである。今ではこのような風習はなくなりつつあるが、家長制の価値観が定着していた頃の日本において、父親の存在は恐れ多いものだったのかもしれない。その影響で「地震・雷・火事・親父」と並べて表現されるようになったという説がある。
2:実の父親ではなく、町村の名主や庄屋を指している
研究者の中には「おやじ」というのが実の父親を指しているのではなく、町村の名主や庄屋を指しているのではないかと唱える人もいる。名主や庄屋とは、江戸時代に村落内の行政を行っていた人々のこと。関東では名主、関西では庄屋と呼んでいたようである。これらの役員は村落内でも有力者であったため、その権威を表現したという一説もある。
3:「おやじ」ではなく「おおやまじ」であった
「地震・雷・火事・親父」は元々「地震・雷・火事・大山嵐(おおやまじ)」だったのではないかという説もある。大山嵐とは台風のことで、大風(おおやじ)とも言われている。発音が少し似ていることに加えて、語呂の良さやユーモアの観点から、いつからか「おやじ」と読まれるようになったと考えられているようである。では、この言葉が使われ始めたのは一体いつ頃なのであろうか? 「地震・雷・火事・親父」という言葉が生まれた明確な時期は、未だに明らかになっていない。しかし、この言葉が使われ始めたのは江戸時代後期だと推測できる。なぜなら、1831年に書かれた『尾張童遊集』という書物に「地震雷火事おやぢ」という記述があるからである。現段階で「地震・雷・火事・親父」に関する記述が確認されている書物としては、これが最も古いものである。その後、夏目漱石の『人生』や太宰治の『思ひ出』などの小説にも「地震・雷・火事・親父」について言及がなされている。

・モスバーガーのモスは「Mountain(山)」「ocean(海)」「sun(太陽)」 の頭文字をと ったもの。

(モスバーガーのMOSはそれぞれ、M-Mountain(山)、 O-Ocean(海)、S-Sun(太陽)の頭文字をとっています。 この「山・海・太陽」にはそれぞれ、「山のように気高く堂々と」「海のように深く広い心で」「太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って」という意味が込められている。ただし、創業者・櫻田慧がモス・フード・サービスの前に起こした株式会社モスの社名には、これに加えて、Merchandising Organizing Systemの意味もある。)

・ユニクロのブランド名は「ユニーク(独自の)」「クロージング(衣類)」「ウェアハウス(倉庫)」の略。

(ユニクロは1949年に山口県宇部市に個人営業で創業した「メンズショップ小郡商事」がその始まりで、1963年に法人化し、1984年にユニクロの第1号店を広島県中区に出店している。ユニクロ(UNIQLO)の由来は、ユニーク・クロージング・ウェアハウス(UNIQUE=独自の CLOTHING=衣類 WAREHOUSE=倉庫)」を略したもので、『ほかでは買うことのできない良いカジュアルファッションを、お客様が自由に選び買うことができるブランド』という意味が込められている。尚、英字の綴りが「UNICLO」ではなく「UNIQLO」となったのは、1988年に香港で合弁会社を設立した際に誤って「C」を「Q」としてしまったのがきっかけで、それを見た現代表取締役会長兼社長の柳井氏が此方の方がかっこいいと気に入り、そのまま採用され、店名表記が「UNIQLO」に統一された。)

・ビルに巨大な穴をあけた理由
(高層ビルが建ち並ぶ都会において、巨大な穴があいたビルが見られる。ビルに穴をあけたのには主に2つの理由がある。1つ目は、穴をあけた周辺に日光が入りやすくするためである。大きなビルが建っていると建物に遮られて、日光が届かない陰ができてしまう。そこで、ビルに穴をあけることで日光を届きやすくしている。2つ目は、ビル周辺に発生する「ビル風」の問題を抑えるためである。大きなビルが建っていると、その周辺に局所的に強風が発生するビル風の問題が起きる。ビル風は風がビルにぶつかって遮られると、ビルの側面に流れることで発生する。もともと側面を吹いていた風とビルにぶつかって流れ込んだ風が合流して、ビル周辺に強い風が吹くことになる。そこで、ビルの真ん中に風穴をあけることで、側面に流れる風が減少し、ビル風を軽減する効果がある。ビルにあいた大きな穴にはこのように2つの理由がある。)

・消火栓標識につい多数の意味
(街中では消火栓があることを示す「消火栓標識」というものを見かける。その標識の下に数字が書かれたプレートが付いている場合がある。たとえば消火栓標識の下にある白い矢印のプレートに「6m」と書かれているとすると、この数字が書かれたプレートはある役割で付けられている。この場合、標識から6m離れた場所には「消火栓が入ったマンホール」がある。このプレートは消火栓があるマンホールの方向と標識からの距離を示している。消火栓のマンホールは路上に多く、通行を妨げてしまうため標識を真横には設置できない。また、マンホールには消火栓以外にも電気やガス、下水道など様々な種類があるため、消防自動車がすぐに消火栓を見つけられるようプレートが付けられるようになった。
その他にも、路上が雪で覆われるとマンホールの位置が分からなくなってしまう。数字の書かれたプレートは消火栓の位置を正確に示しており、迅速な消防活動を行うために付けられている。ちなみに、道路交通法で消火栓の5m以内は駐車禁止と規定されている。また、消火栓標識の維持管理は標識に付属する広告料で賄われている。)

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