・早口言葉でおなじみの「東京特許許可局」は実在しない。
(御馴染みのこの早口言葉、正確には「東京特許許可局長今日急遽休暇許可拒否」というらしい。まるで中国語みたいだ。実は、東京特許許可局なる施設や団体は存在せず、東京で特許に関する行政手続きを行っているのは特許庁ということである。因みに!特許庁は東京都千代田区にある。ではなぜ、このような早口言葉のために作ったような造語が、世間に浸透しているのか?その有力な説を紹介する。「東京特許許可局」という早口言葉は1900年代初頭にNHKのアナウンサー採用試験のために考案されたということであった。なるほど。たしかにアナウンサーは滑舌が命で「東京特許許可局」とスムーズにいえる人がいたなら、ぜひ採用したいと思っても不思議ではない。のかな?そしてその早口言葉が新聞などのメディアで紹介されて全国に広まったのではないかというわけである。)
・マジ!?という言葉は江戸時代からあった。
(「まじ」。今でも「本気」「真剣」という意味で使われているが、江戸時代では芸人たちの楽屋言葉として使われていたそうで、当時も「真面目」の略語であったようである。江戸後期に発表された『歌舞伎 当穐八幡祭(できあきはちまんまつり)』にも【ほんに男猫も抱いて見ぬ、まじな心を知りながら】とあり、「まじ」が使われていることが確認できる。「ビビる」という言葉も古くから使われている。一説には平安時代からといわれており、戦の際に鎧と鎧がぶつかる「ビンビン」という音がするということから、武士たちが動く音を「びびる音」と表現したのだそうだ。また別の説では、江戸時代に芸人たちが舞台前に緊張して尻込みする様子を「びびる」といったともいわれている。真偽を確かめることはできないが、どちらにしても長い歴史があることには間違いなさそうだ。「きもい」は現代では、「気持ち悪い」の略語のように使われることが多い。「生理的に受け付けない」という意味であるが、江戸時代には「窮屈な」とか「狭くて不快だ」という意味で使われていた。当時の句に「きもい畳の窪みこむ」など「きもい」が使われた記録が残っている。他にも、「モテる」や「ヤバイ」「ヘコむ」など、今でも会話の中でよく使われる言葉にはそれぞれ歴史がある。こうした言葉の意外な由来を知るととても面白いが、ただ、ビジネス上はなるべく使わない方が、無難かもしれない。)
・ヤバい!という言葉も江戸時代からあった。
(現代では若者だけでなく「やばい」という日本語が広く使われており、年長者の方にとっては「言葉の乱れ」が気になるかもしれない。しかし、やばいという言葉は最近の若者によって使われだした日本語ではなく、実は江戸時代から既に存在していたのである。「やばい」は、本来「やば」という形容動詞から派生したもの。 「やば」とは”法に触れて不都合なこと””危ないこと”といった意味を表す語で、江戸時代に書かれた滑稽本『東海道中膝栗毛』にも登場する言い回しなのだそうだ。そして、当時も現代と同じように「悪い状況」「不都合な状況」といった意味で使われていたのである。しかし、1990年代を迎えたころから「やばい」は肯定的なニュアンスの言葉としても使われるようになった。現在では「やばい」といえば、「凄い」などの意味で使われることも多く、感嘆詞のような用いられ方をしている。「やばい」という言葉の語源や由来は諸説あるが、はっきりとわかっていないのが現状である。いくつか存在する説の中でも、有力だと考えられている説を紹介する。
まず「牢屋を語源とする説」について紹介する。
昔は牢屋を守る看守のことを「厄場(やば)」と呼んでいた。そして、泥棒などの犯罪者にとって、厄場(やば)は当然ながら関わり合いたくない存在であった。そのため、状況が悪くなって厄場(やば)の世話になりそうな悪い状況のことを「やばい」と呼ぶようになったという説である。また、掴まって囚人となった後、よからぬことをしようとして厄場(やば)に見つかりそうになった時に囚人同士で「やば」と教え合っていたという説もある。このように、元々は犯罪者たちの間で使われていた隠語だったと考えられている。
他には「射的場を語源とする説」も存在する。昔は射的場のことを「矢場」と呼んでおり、江戸時代の矢場は一部で悪事の巣窟ともなっていたそうである。そのため、下手に矢場に近づいてしまうと、悪事に関与しているのではないかと、役人に目を付けられる危険もあった。そのような場所だったことから「やばい」と呼ばれるようになったという説である。
「やば」という形容詞を語源とする説
また、「やばい」という言葉が登場する以前から「やば」という言葉が存在していたという説もある。この場合の「やば」は、「不都合」や「状況が悪い」ということを意味する形容動詞として使われていた。そして、「い」を付けることで形容詞として用いられるようになったという説である。語源ははっきりしないが、この形容詞の「やばい」についても、犯罪者などの間で隠語として用いられていたと考えられている。)
・アイスクリームには賞味期限がない。
(アイスクリームや氷菓は冷凍で保存されているため、温度管理をきちんと行えば品質の劣化が少なく、かなりの長期間で保存が可能。このため賞味期限を表示しなくてもよいとされている。そもそも賞味期限とは、開封していない状態で決められた方法で保存した場合に、おいしさや安全性といった品質が十分に保持される期限を示す年月日のこと。期限を過ぎたら、食べられなくなるとは限らない。乳製品も、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、一部の食品をのぞいて表示が義務づけられている。製造者が食品の特性に応じて微生物試験や検査を行い、期限を設定しているのである。製品や製法、保存方法によって違いはあるが、おおよその目安として、チーズで約2〜4ヵ月、バターは約1〜3ヵ月、乳製品ではないが、その原料にもなる牛乳は約1週間であることが多いようだ。)
・ガスには元々臭いはないが、ガスが漏れたときに人がすぐに気付けるよう、故意にニオ イを付けている。
(ガスの独特のにおいは、ガス漏れにすぐ気づけるように、わざとつけられています。例えば、家庭で使用されているプロパンガスや都市ガスのガス自体は本来無臭の気体です。このため、ガス漏れや不完全燃焼によって有毒な一酸化炭素が発生したとしても、すぐに気づくことができません。ガス爆発は規模が大きく危険であることから、1962年に家庭用ガスにはにおいをつけることが義務化されました。このように、安全のためにわざとにおいをつけることを、「着臭」や「付臭」といい、また、においをつけるために加える物質を「付臭剤」といい、石油のようなにおいのする「シクロヘキセン」や硫黄を含む化合物などが使われている。においと同様に、わざと「味」がつけられているものがある。子どもが誤飲する危険があるものなどである。例えば、リカちゃん人形の靴である。着せ替えが楽しめるように、さまざまなドレスや小物が販売されているが、小さなパーツは子どもが口に入れてしまう可能性があり、そこで靴などの小さなパーツには、口に入れたらすぐに吐き出すくらいとても苦い味がする、苦味剤が使われている。もちろん舐めてしまっても無毒のものである。)
・道路の「Gと矢印」マークの意味
(街を歩いていて下を見た時、道路にアルファベット「G」の文字と「矢印」のマークが印字されたシールを見かけたことはないだろうか。街中を気にして歩いてみると至るところに「Gと矢印」シールが貼られていることに気が付く。道路に貼られたこのシールにはもちろん意味がある。それは道路の下にあるガス管の位置とその方向を示している。矢印はガス管の通る方向を示しており、ガスの流れる方向を示しているわけではない。工事業者が道路を掘った時に、誤ってガス管を傷付けないようにシールを貼っている。シールには文字が赤色のものと緑色のものがある。文字が赤色のシールは鋼管、緑色のシールはポリエチレン管を示している。鋼管は「鋼鉄製の管」という意味。鋼管は古くからある金属製の管で、最近では地震などの振動に強いポリエチレン管が主流となっている。この「Gと矢印」が書かれたシールは正式名称を「ガス管用スコッチレーン」と言う。このシールを製造・販売するのは大阪市西区に大阪本社を置くヨツギ株式会社で、同社のWebサイトでは材質が「アルミシート(生地)+印字塩化ビニール樹脂シート(ラミネート)」となっており、使用目的として「道路表面に貼り付けて、ガス埋設管の位置を表示する粘着ステッカー。他工事による管の損傷を防止することを目的とする」と説明されている。SNSのXで検索してみると「ガス管が埋まっているサインであることを土木関係の仕事をしている友人に聞いた」との情報がある。何気ない日常の風景にもこんな秘密が隠されている。時には下を見ながら新しい発見を探してみるのも面白そうである。)
・日本で一番短い国道は国道174号
(日本で一番短い国道は、兵庫県神戸市中央区にある国道174号で、その長さは187.1mである。国道174号は、神戸港と国道2号を結ぶ一般国道で、いわゆる港国道の一つである。港国道とは、港や空港を起点とする国道のことを言い、一般には数km程度の道が多い。187.1mという長さは不動産業界の基準である「徒歩1分=80m」で計算すると約2分半で歩くことができる距離である。以前は約940mあったが、国道2号が神戸港寄りに路線変更され、国道174号の区間も短くなり日本一となった。制度上、距離は短くなっても、重要な港と国道を結ぶ道は国道となる。国道174号は距離では短いが、上下合わせて11車線もある道幅の広い道路である。国道174号の起点付近には「日本で一番短い国道です」と書かれた看板も設置されている。また、国土交通省のサイトでは、「短いながらも神戸港の物資流通のための産業道路として重要な道路」と紹介されている。ちなみに、日本で一番長い国道は、東京都中央区日本橋と青森県青森市を結ぶ国道4号で、その長さは実延長で854.9kmである。江戸時代の五街道の一つである日光街道や奥州街道を踏襲する道筋で、その経路は東京・埼玉・茨城・栃木・福島・宮城・岩手・青森と8都県に及ぶ。)