能登地震から半年が過ぎて復興半ばであるが奥能登は今も変わりがないのではないか。そしてまだ避難所で段ボールの仕切りで暮らす人達がまだいる。これは何とかならないものか。国、県は何をしているのだろう。その能登地方をまた災害が襲った。今回の水害で仮設住宅に越したばかりなのに、また被害に遭った方々もいる。地震の後、仮設住宅で買いそろえた家具が水に浸かって泣くしかないと語る方の話は切ない。この状況で岸田文夫は卒業旅行と称してアメリカに行っている。すぐ帰国しようと考えないのだろか。郷原信郎の「日本の権力を斬る」の番組に田中眞紀子が出てあの真紀子節で今の政治家を語っていた。岸田文雄も出てきてばっさり斬られていた。岸田には「能登」を思う気持ちはさっぱり無いのであろう。そして石川県知事の馳浩である。東京オリンピック招致で、国際オリンピック委員会の委員に官房機密費で贈答品を贈ったと発言、その後撤回したが、今回の地震の対応も批判されている。岸田と馳では駄目だ。マスコミも奥能登の状況をあまり語らない。ニュースも賞味期限という者があるだろうが、奥能登は、全国の地方が抱える色々な問題を象徴していると思う。
大坂の万博も評判が悪いが、思い切って万博、IRの工事を中断して能登に回したら良いのではないか。東京オリンピックの時と同じである。オリンピックは東日本大震災の復興に影響を与えた。私の知り合いの職人も東北より東京オリンピックの方がお金になると言って東京に行った。政治は能登を本当に真剣に考えて欲しい。
奥能登の今後を考えると、人は離れ、寂れた地方の一地域に明るい未来はあるのであろうか。東京に集中したものを地方に分散したらどうだろう。原発だけ地方の過疎地に押しつけるのではなく、誰かが言っていたが東大を沖縄に、他の大学も地方に分散したらどうだろう。その地方にある各都道府県の国立大学、私立大学との兼ね合いも難しいだろうが、考える余地はあるのではないか。行政も分散して良いと思う。これだけインターネットなど通信手段が発達しているいま、財務省を石川県の奥能登に、文科省を長野県など、各省庁を地方に移動してはどうか。首都直下地震の危険が叫ばれる今一石二鳥ではないか。地方を本当に考えて欲しい。石破茂期待しているぞ。