政治・経済

世相

 「鞍馬天狗の異名」中山素平  

日本興業銀行頭取。「ミスター興銀」と評され、財界の鞍馬天狗の異名をとった。 戦後日本興業銀行の存亡をかけたGHQとの交渉で中山素平が粘り強く活躍し存続が決まる。その後日本の高度経済成長期にあって、戦後日本の復興を担った、大型経済案件には必ず...
世相

 公害・水俣病 

水俣病とは、日本の熊本県と新潟県で発生した公害病の一つである。原因は、化学工場から海や河川に排出されたメチル水銀化合物によるもので、これを含んだ魚介類を食べた人々が神経障害を起こした。水俣病は、高度経済成長期の日本における四大公害病の一つと...
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 財界総理石坂泰三がいたならば

東芝が上場廃止したことから石坂泰三について考えて、書いてみる。城山三郎の作品『もう、きみには頼まない』を参考にさせて貰う。石坂泰三は、どんな難題にも果敢に挑戦し、権力者にも屈しない気骨の人物であったが、しかし、彼の信条は「無事是貴人」であり...
世相

 清廉潔白な木川田一隆の生き方 

財界の良心と呼ばれ、率先して企業の社会的責任を唱えた木川田一隆について考える。 木川田は福島県出身で東京電力に入り「電力の鬼」松永安左エ門に師事し、その後の財界で活躍をした。経済同友会代表幹事に就任すると、業界の協調的競争を訴え「産業問題研...
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 オリンピックとお金の使い道

若い頃からスキー、ゴルフは嫌いだった。スポーツに、誘われることは多かったがスキー、ゴルフはやらなかった。このスキー、ゴルフは山林という大事な自然を壊し、競技場を作らなければ、やれないものと思ったからだ。ただ中学校の体育行事で、スキー場ではな...
世相

 SHARP亀山モデルのテレビとマスク

十数年前に、家のテレビの映りが悪く,代えることにした。何にするか迷っていたら,量販店で店員から、SHARP亀山モデルのテレビを進められた。思い切って50万のものを購入した。従来あったテレビの倍以上の大きさと、画面の鮮明さに代えて良かったと想...
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 貧困層の問題 

貧困層とはどういう人たちを指すのであろうか?日本では、相対的貧困率という指標で貧困層を測っている。相対的貧困率とは、等価可処分所得の中央値の半分未満の世帯の割合である。等価可処分所得とは、世帯の収入から税金や社会保障費などを引いた金額を、世...
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 忘れないで欲しいホームレス 

不況になると路上生活者が増える。学生の頃、上野駅に眼を避けたくなるような姿の戦災孤児が路上にいた。可哀想にと思うと同時に、国はこの孤児達に何もしないのかと思った。戦争を始めたのは国であり、その戦争で家族・家庭を失い、その日を生きるのに精一杯...
世相

 反体制・反権力の鈴木邦男 

鈴木邦男と野村秋介には興味があった。野村秋介は別記事にしたので、ここでは語らないが、鈴木邦男は一水会の創設に関わり、防衛省乱入事件、三島由紀夫と共に自決した森田必勝とも縁があり、ソ連大使館に抗議、乱入し逮捕されるなど目立った政治活動家であっ...
世相

 大義の末(城山三郎) 

2007年3月22日城山三郎こと杉浦英一が亡くなった。1927生まれの城山は多感な時期が戦争中と重なる。2007(平成19)年5月21日に開かれた「お別れの会」で佐高誠は辻井喬こと堤清二や渡辺淳一と共に弔辞を読んだが、この会には中曽根康弘や...