人生

世相

 官僚の死 山内豊徳

官僚山内豊徳という名前を聞いたことがありますか? 彼は日本の厚生官僚で、元環境庁企画調整局長であった。1990年12月5日、水俣病裁判の国側の責任者として、被害者側との和解を拒否し続ける立場をとっていた彼は、自宅で自殺した。53歳であった。...
世相

 筋を通す男・野村秋介

石原慎太郎の新井将敬への選挙での嫌がらせに、野村秋介が石原慎太郎に抗議したと知り、その後朝日新聞で自分の頭を拳銃で撃ち抜いて自殺したと聞いてから、野村秋介への興味がわいた。  野村は、神奈川の高校を中退後、愚連隊に入り、その後稲川組幹部出口...
世相

 社会運動家・坂本龍一 

私は、音楽を全く分からない。楽譜、音符などみんな、ちんぷんかんぷんである。そんな私がNHKのドキュメンタリーで坂本龍一の音楽講座のような物を見た。音楽の話はよく分からなかったが、音楽に興味を抱かせるような中身であった。YMOなど知らなかった...
人生

 私は霊魂の存在を信じる

昔私の家では,商売をやっている家の子を預かっていた。Sちゃんと呼ぶ。私が中学校の頃で、父と母は我が子のように可愛がっていた。当時珍しかった車に乗せて行楽地に遊びに連れて行ったりしていたようだ。やがてSちゃんも大きくなり預かるのをやめたが父、...
人生

 映画「最後の忠臣蔵」

池宮彰一郎原作の映画「最後の忠臣蔵」は良かった。 主演は役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみで、 音楽は加古隆であった。あらすじは 赤穂浪士の生き残り・寺坂吉右衛門が大石内蔵助から「事件の真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよ」との使命を受け、よ...
人生

 画家曖光の生き方

靉光(本名石村日郎)は広島出身の将来性を大いに嘱望された画家だった。敗戦後復員すること無く中国で病没した。そのとき側にいたのが父の知り合いで、靉光の飯盒を持ち帰って遺族に手渡した。父の友人からそのときの様子を聞き、さぞ靉光は無念だっただろう...
人生

 一変した先輩の老後

親しくしていた先輩のことを書く。お婆ちゃんと奥さんと子供夫婦で幸せそうに暮らしていたが、退職して子供夫婦に気を遣い裏に、子供のための豪勢な住宅を建てた。またお婆ちゃんのために本宅をバリアフリー化し、新築並みに改装してそれは幸せ一杯な老後が待...
世相

 騙されることと伊丹万作

詐欺事件が起こると、犯人は悪く言われるが、被害者は善良な人として扱われ、高齢者となると一層それが顕著になる。一般の事件ではそれで良いだろうが、国と国民の間となると簡単に割り切れない問題となる。太平洋戦争で、戦後国民は、国に騙された、マスコミ...
家庭

 人を癒やす田畑

体を痛める前は、裏に小さいが畑があり,春夏秋と畑仕事に励んだ。朝4:00に起きて,1回目のご飯を食べ,6:00まで働き、そして家族と2回目の朝食を取る。職場で昼食を取り、午後5:00帰宅すると午後7:00まで畑仕事する。夕食は食べず、かつお...
人生

やっかいな「あれ」に体調を崩したこと

人間何かしら、人には話せない悩みがあるものだ。離婚、リストラなど周りからその悩みがはっきりわかるものもあるが、周りからは、計り知れない問題を抱えている人も多いことだろう。  50を過ぎた頃、詳しく内容は話せないが、私はやっかいな問題「あれ」...