ここ数年で庭の大きな樹木が2本蟻にやられた。日々水くれをしていたが、樹木に群がる蟻に気づくことは、できなかった。本当に迂闊であった。あんな小さな蟻が太い樹木を倒すのだから驚きだ。裏の畑では,カラス、タヌキ対策には余念がなかったのに,蟻は見逃した。それ以来蟻の群れ、巣を見つけると、退治にたっぷり時間をかける。また以前子供が宿泊を伴う外出をしたとき、子供の車が蟻にやられた。子供は飲み残しのジュースの缶を、そのまま車の中に置きっ放しにした。そして翌日帰宅の途中缶に蟻が黒い布のように集っていたそうだ。子供は驚いて車を道のガードレールか何かにぶつけてしまった。私は最初、蟻の侵入を許した車の構造に問題があると思った。勿論子供のジュースの不注意はあるが誰かに何か言いたくなった。車のトラブルの相談機関に連絡をしたら、車は密閉できないので誰にも文句は言えないとの回答であった。しかし蟻は良く車の中に入り込んだものである。そこで蟻について調べてみた。
蟻は小さくて見えにくいが、家や庭に大きな被害を与えることがある。蟻は木材や植物を食べたり、電気配線や水道管を噛んだりすることで、建物の構造や安全性に影響を及ぼすことがある。また、蟻はアレルギー反応や感染症を引き起こす可能性のある刺す種類もいる。さらに、蟻は他の害虫や病原菌を運ぶことで、衛生面や健康面にも影響を与えることがあるらしい。蟻が家まで侵入することもあるそうで、それはまた驚きだ。蟻の被害を防ぐには、まず蟻の侵入経路を特定し、隙間や穴をふさぐことで、経路を遮断することが重要である。次に、蟻が好む食べ物や水の源を取り除くことで、蟻の餌場を減らすことができる。家の周りにある隙間やひび割れを埋めたり、ドアや窓に密閉材をつけたりしよう。また、家の中や外に食べ物やゴミを放置しないようにし、蟻は甘いものや油っこいものに惹かれるので、食べ物は密閉容器に入れて保存し、ゴミはこまめに捨てるようにしよう。子供はこれを怠ったのである。さらに、庭や植木鉢などに水や肥料を与えすぎないようにしよう。これは気をつけないといけない。蟻は湿った場所や栄養豊富な場所を好むので、適度な水やりや施肥を心がけないといけないようだ。もし蟻の被害が発生した場合は、早めに対処することが大切である。市販の殺虫剤や駆除剤を使って蟻を駆除する方法もあるが、効果が限定的であったり、安全性や環境への影響が心配であったりする場合もあり、そのような場合は、プロの害虫駆除業者に相談することを必要という。害虫駆除業者は、蟻の種類や生態、被害状況などに応じて最適な駆除方法を提案してくれ、また、駆除後の予防対策やアフターケアも行ってくれるそうだ。水くれをしながら、蟻には人一番気をつけて庭を回る。歩くのがきつい私だが、蟻には負けないぞ。