2024-01

世相

 町の不良グループの退治 

あるとき知人から高校生の子供が悪さをして困ると相談を受けた。私が時間を割いて、知人宅を訪ねたら,丁度タイミングが良かったと言っていいのか、悪さが度を超して学校から停学処分を受けていた時だった。私からは素直で明るい子に見えたが、遊び仲間の中に...
世相

 障害を持った子どもの親

私の周りに、障害を持った子供のいる方々が思いの外多い。それぞれ程度に差はあるが、みんな子供の将来を深刻に考え、思い悩んでいる。親が生きている間は、まだ面倒を見てやれるが、両親が亡くなったら、誰が真剣に面倒を見てくれるのかと思い悩むのである。...
家庭

 家の改築は楽しかった 

退職を機に、家の改築を思い立った。いくつかの業者を回り、大手リフオーム業者に決めた。細かい間取りなどはお母さんに頼み、業者の対応は私がやった。勤めているとき,増築をしたので、その経験から業者との交渉は支障なく進んだ。今回の違いは退職していて...
世相

 中村哲と水

中村哲は日本の医師で、アフガニスタンで30年以上にわたって医療活動や用水路建設に取り組み、現地の人々からカカ・ムラト(ナカムラのおじさん)と呼ばれて愛されていた。しかし、2019年12月4日、彼は武装勢力に銃撃されて命を落とした。彼はなぜア...
世相

 身長5フィートの巨人「緒方貞子」

緒方貞子は犬養毅の玄孫で国際政治学者として日本人初の国連難民高等弁務官、アフガニスタン支援政府特別代表を歴任し、国際協力機構 (JICA) 理事長をつとめた。夫の緒方四十郎は緒方竹虎の子供である。母方の曽祖父は犬養毅である。 緒方貞子の功績...
歴史

 2.26事件と梅津美治郎 

2.26事件は日本の大きな転換点だった。半藤一利の本を参考に書く。まず「皇道派」と「統制派」について考える。根本的違いは「皇道派」が、「皇軍や皇道という考え方を中心にした国家の改造や転覆を狙っていた」のに対して、「統制派」は「あくまで陸軍大...
人生

 真実を追い求めた小説家・吉村昭  

吉村昭は、記録文学や歴史文学の第一人者として活躍した作家で、多くの文学賞を受賞した。彼の作品は、現場や証言、史料などを徹底的に取材し、人間の本質や感情をリアルに描き出す。吉村の作品にたいする綿密な調査,小さな疑問にも詳細に納得がいくまで調べ...
世相

 官僚の死 山内豊徳

官僚山内豊徳という名前を聞いたことがありますか? 彼は日本の厚生官僚で、元環境庁企画調整局長であった。1990年12月5日、水俣病裁判の国側の責任者として、被害者側との和解を拒否し続ける立場をとっていた彼は、自宅で自殺した。53歳であった。...
世相

 欠かせないもの  水

災害が起きると72時間の言葉が叫ばれる。これは人間が3日間水を飲まないと生きていられないからと言われている。私も調子を崩して倒れた時、食べられず,寝られず,飲めず横になっていたが、意識は朦朧として、3日目これは駄目かなと思った。何とか這って...
世相

 犬養道子と少年兵

ある正月にあった、NHKのドキュメンタリー番組は、たしか犬養道子のインタービューであった。(昔のことで緒方貞子だったかもしれない。でも二人とも難民問題に深く関わった,また犬養毅につながる人物でもある。) 番組は「難民問題」に関するもので、こ...