2023-11

人生

 ある好青年だった友人の死

大学の入学には2年かかったが、就職は地元に、大学卒業後すんなりと出来た。その職場に、その後親しくなる人がいたが、彼は私が入ってくるのを、後輩が来るものと思い楽しみにしていたという。ところが入ってきた私は大学入学に2年余計にかかっていて、彼の...
人生

 私の色々あった大学生活

私が入学した大学の時期は、学生運動末期の内ゲバが盛んな頃だった。学生運動に勧誘する者や、警察の公安も学内をうろうろしていた。公安は、初めは知らなかったが後から友人になった、運動家から聞いた。私は母からの仕送りで大学に来たので、運動には関心は...
人生

 私の高校時代から大学入学まで

下宿をしながらの中学校生活から、実家から通える高校に入って気分は非常によかった。自転車で通う学校は心地よかったが、学業には身が入らなかった。中学校の頃から読み始めた、色々な分野の本を読み(乱読)、当時盛んだった学生運動にも影響を受けた。成田...
人生

 私の下宿しながらの中学校生活

私は、中学校は隣町の国立大学の付属中学校で、親戚の家に下宿して通った。母から離れられない,甘えん坊の私に父が大人になれと、やったのではないかと思う。下宿では、2階のお婆ちゃんの部屋で過ごし、お婆ちゃんの脇で寝ていた。中学校では心細かったが間...
人生

 従軍看護婦だった母

母は兄弟・姉妹の大勢いる大きな農家で生まれ育った。私の祖父は,農業をやりながら学問にも精を出していた。大学の教授が訪れ交流を深めていたそうである。母の兄の中にはブラジルに開拓団として行き苦労しながら、大きな農地を手にした人や、戦争でシベリヤ...
家庭

 我が家と画家だった父

我が家は、画家の父と元看護婦だった専業主婦の母、姉2人末っ子の私の5人家族であった。長男がいたのだが、早死にし、もし兄が生きていたら私はいなかっただろうと、姉たちに私は、子供の頃から言われていた。一人の人間の存在なんてものは、このようなもの...